2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

社名の由来

一昨日、20代の営業マンが訪ねてきました。用向きは社名について聞きたいということでした。彼が勤務する会社の社名を命名させていただいたのは25年前のことです。 彼の担当エリアに私の自宅があり、私が社名の名づけ親だと社長から聞いて興味をもったそ…

人間万事塞翁が馬

◎人間万事塞翁が馬 にんげんばんじさいおうがうま人間の幸・不幸は国境のとりで近くに住む老人の飼っていた馬のようなものである。人間の幸・不幸は定めがたいたとえ。 「禍福は糾える縄の如し かふくはあざなえるなわのごとし」を具現する寓話になっている…

人相

吉凶禍福について菜根譚(さいこんたん)ではこういっています。 人生の福境禍区は、皆念想より造成すじんせいのふくきょうかくはみなねんそうよりぞうせいす 人生の幸福・不幸の境界は、皆その人の心の働きそのものがつくり出すものである。人間の幸・不幸…

長生きしますかね。

ずいぶん前の話です。84歳の女性から「私、長生きできますかね?」と尋ねられた時、私は30歳になったばかりでした。 30歳の私には84歳はすでに長寿だと思えました。もちろん「すでに長生きされているではありませんか」とは口にしませんでした。 「…

初心忘るべからず

オープンして5年がたった飲食店の若きオーナーが、「最近、ときどきだれている自分に気づくことがあるんです。」とつぶやくように言いました。 オープン以来、毎月オーナーと会っていますが、スタッフにも恵まれ、経営も順調で、客観的にみても幸運すぎる5…

旧暦と六曜

降る雪や明治は遠くなりにけり これは中村草田男が昭和6年(1931年)に作った句です。 明治時代は1912年までなので、この句は明治が終わって19年たった頃の作です。 およそ30年の平成の世を経て令和の世になった今、昭和は遥か遠く、150年も…

旧暦

38年ほど前に隣国の女性を鑑定したときのことです。 お名前と生年月日を書き留めて鑑定をはじめようとすると「すいません、その生年月日、日本だと違うかもしれません」と。 「どういうことですか?」と尋ねると「あの、私の誕生日は日本だと毎年変わるん…

十干と恵方

庚申様(こうしんさま)のことでひとつ書き忘れていたことがありました。歌舞伎の演目で「三人吉三巴白波(さんにんきちさともえのしらなみ)」というものがあります。 「こいつぁ春から縁起がいいわえ」の名台詞で知られる歌舞伎です。 お嬢吉三の七語調の…

庚申塚

佐賀県鳥栖市に「庚申堂塚古墳(こうしんどうづかこふん」があります。古墳の上に庚申尊天(こうしんそんてん)と刻まれた石碑がたっていることから名づけられたようです。 大阪天王寺にある「四天王寺庚申堂」は有名です。四天王寺庚申堂の御朱印をいただい…

甲子革令

「甲子革令(かっしかくれい)」という言葉があります。革令とは制度が改まるという意味です。 甲子(きのえね)という干支には制度を改める力、流れを変える力があると考えられていたのです。甲子の年に元号を改めるのは災いを忌避するためでもありました。…

干支(えと) 甲子(きのえ・ね)

尋常小学校の通知簿の評価は「甲乙丙丁(こうおつへいてい)」だったと母から聞いたことがあります。 しかし現代では契約書でみる「甲乙」、あるいは「甲乙つけがたい」という表現以外で日常の生活では「干支(えと)」の「干(え)」、十干を意識したり、用…

恵方 歳徳神の在泊する方位

歳徳神の在泊する方位、恵方は年ごとに変化します。 恵方がどの方位になるかは西暦でわかります。2018年であれば「南南東」です。西暦の下一桁が「8」の年の恵方は「南南東」になるのです。ですから1998年、2008年、2028年も南南東が恵方で…

恵方 歳徳神

恵方は「吉方(えほう)」「兄方(えほう)」「明きの方(あきのかた)」ともいい、「歳徳神(としとくじん)」が在泊する方位です。 歳徳神はその年の福徳をつかさどる神様で、歳徳神のいる(在泊する)方位を「明きの方」「恵方」といい万事に吉とするめで…

旧暦

30年程前に隣国の女性を鑑定した時のことです。 お名前と生年月日を書き留めて鑑定をはじめようとすると「すいません、その生年月日、日本だと違うかもしれません」と。 「どういうことですか?」と尋ねると「あの、私の誕生日は日本だと毎年変わるんです…